
| 太陽電池ビジネスを舞台とした世界規模の大競争が始まった。地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)を排出せずに無尽蔵の太陽光から電気を取り出すメカニズムは、エネルギーと環境の問題を同時に解決する切り札として、かつての鉄鋼や現在の半導体に続き21世紀の基幹産業になるとの期待が高まっている。 |
この分野ではシャープ<6753.T>など日本メーカーが研究開発や製品化で世界をリードしてきたが、ここにきてアジアや欧米の新興企業が台頭。日本メーカーが過去の優位を維持するのは困難との見方も浮上している。世界や日本の経済地図を塗り替える可能性のある太陽電池をめぐるビジネスの最前線を探った。
<日本メーカー、薄膜型で反転攻勢>
10月1日。夏のような強い日差しの中、奈良県葛城市のシャープ葛城工場では、神事が行われた後、新たに導入された生産ラインで製造された薄膜太陽電池の出荷が始まった。同工場での薄膜型太陽電池の年間生産能力は160メガ(メガは100万)ワットに増強され、太陽光を電気に変える変換効率は9%と業界トップクラスを誇る。同工場で記者会見した濱野稔重副社長は「薄膜太陽電池工場は『21世紀の油田』といってよい存在だ」と強調した。
シャープは、2010年3月までに操業開始予定の堺工場(堺市)にも薄膜太陽電池の新工場を建設中。欧州では薄膜型の新工場の建設を検討中で、2011年3月期には薄膜型の生産能力を年間1ギガ(ギガは10億)ワットと、現時点の6倍強に引き上げる計画。2010年代半ばには6ギガワットにまで薄膜型の生産能力を拡張する構想も進めている
記事全文は以下より
太陽電池特集:大競争開始、海外に抜かれる「元祖」日本
この分野ではシャープ<6753.T>など日本メーカーが研究開発や製品化で世界をリードしてきたが、ここにきてアジアや欧米の新興企業が台頭。日本メーカーが過去の優位を維持するのは困難との見方も浮上している。世界や日本の経済地図を塗り替える可能性のある太陽電池をめぐるビジネスの最前線を探った。
<日本メーカー、薄膜型で反転攻勢>
10月1日。夏のような強い日差しの中、奈良県葛城市のシャープ葛城工場では、神事が行われた後、新たに導入された生産ラインで製造された薄膜太陽電池の出荷が始まった。同工場での薄膜型太陽電池の年間生産能力は160メガ(メガは100万)ワットに増強され、太陽光を電気に変える変換効率は9%と業界トップクラスを誇る。同工場で記者会見した濱野稔重副社長は「薄膜太陽電池工場は『21世紀の油田』といってよい存在だ」と強調した。
シャープは、2010年3月までに操業開始予定の堺工場(堺市)にも薄膜太陽電池の新工場を建設中。欧州では薄膜型の新工場の建設を検討中で、2011年3月期には薄膜型の生産能力を年間1ギガ(ギガは10億)ワットと、現時点の6倍強に引き上げる計画。2010年代半ばには6ギガワットにまで薄膜型の生産能力を拡張する構想も進めている
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太陽電池特集:大競争開始、海外に抜かれる「元祖」日本
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